家は一人では作れません。大工、左官、電気工事、水道工事など、多くの職人がそれぞれの技術を持ち寄り、一つの住まいを完成させます。私がこの業界で働く中で痛感しているのは、「職人同士の信頼関係」が良い家づくりに不可欠だということです。

18歳でこの業界に入り、現場から経験してきた私は、25年間リフォーム業界を中心に、建築後の状況を知り、建主である施主様が今何を思うのかを学ばせていただきました。

長年一緒に働いてきた職人たちは、それぞれがプロフェッショナル。その手仕事の精度や、住む人のことを思いながら作業する姿勢には、毎回頭が下がる思いです。例えば、大工さんが木材を扱うときの繊細さや、左官職人が壁に仕上げを施すときの緻密さを見るたびに、「いい家は人の手から生まれる」と実感します。

職人との信頼関係は、お客様に安心を届けるためにも重要です。現場でのスムーズな連携はもちろん、職人や現場監督がお客様に直接丁寧に説明してくれることで、信頼感がさらに高まります。

特に気密性や断熱性といった住まいの基本性能は、職人たちの熟練の技が生きる部分です。細部まで丁寧に仕上げることで、冬は暖かく夏は涼しい快適な空間を実現しています。私たちは、住む人が長く安心して暮らせる家づくりを目指し、職人と共に心を込めて取り組んでいます。

25年間の現場での経験の中で、多くの職人たちと出会い、一緒に仕事をしてきました。その一人ひとりの存在があったからこそ、私たちの家づくりがあるのだと感謝しています。これからも職人たちとの絆を大切にし、家を建てるだけでなく、お客様の人生に寄り添う住まいづくりを続けていきます。

家づくりを考える際、ぜひ「どんな職人が関わっているのか」にも目を向けてみてください。そこには一人ひとりの技術や想いが詰まっています。私たちは、そんな職人たちと共に、安心で快適な住まいをお届けするために、これからも全力を尽くします。

株式会社マイルーム

代表　下道 一範