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断熱性とは、建物が外部からの熱の流入や流出を防ぐ性能のことです。
家の断熱性能をコップと魔法瓶に例えると、コップは、温かい飲み物を入れてもすぐに冷めてしまいます。これは中の水が外気にさらされ、熱が外に逃げていくためです。コップの表面と室内に温度差が生じることでコップの表面に水滴(結露)がつきます。
一方、魔法瓶はきちんと密封されているため、時間がたっても中の温度は変わりません。
住宅でも同じことが言え、断熱性の高い家は冷暖房効率が向上することはもちろん、空調のない部屋でも一定の快適性が保たれます。また、部屋の温度差が少なければ結露も発生しにくく、カビやダニの防止にも効果的です。
高い断熱性能を備えた住宅は、外気温の変化に影響されにくく、空調設備を使用していない部屋や、廊下などでも温度差が少ないので、家じゅうどこにいっても快適です。そして冷暖房費が安くなるなどコスト面を安く抑えられるだけでなく環境にも優しい住宅と言えます。
ZEH基準の1つに挙げられている強化外皮基準…UA値。
家から熱が逃げる量を数値化したもの。この数値が低ければ低いほど断熱性能が高い、ということになります。
断熱気密の性能は、国交省の定めるHEAT20基準以上の極めて高い性能でお選びいただけます。
2025年以降に全ての新築住宅に「断熱性能等級4以上」が義務化されるため、今後も「断熱」の重要性は高まります。
住宅の性能を向上するためには【気密性】は非常に重要です。
断熱材が厚くてもチャックが空いていたら意味がなく、隙間の多い家は結果暑くて寒い家になります。気密測定は仕上げをする前にすることで隙間の位置が特定でき、手直しが可能です。
2013年まではC値の基準が定められていましたが、構造によっては難易度が高く、現在は除外されています。
基準外だとしてもお客様の家のために全棟気密測定を実施しています。
次回は断熱構造についてお話ししたいと思います!お楽しみに!